第32回
32AM092|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
2つ選択
47歳の女性。上顎右側中切歯を白くしたいとの希望で来院した。 根管処置後、ウォーキングブリーチ法を行うことになった。 器具の写真(別冊午前No.36)を別に示す。 準備するのはどれか。2つ選べ。

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正解a・c
正答
a:①、c:③
この問題のポイント
ウォーキングブリーチは失活歯の髄腔内へ漂白剤を置く処置である。薬剤漏洩から軟組織を守るラバーダム一式①と、薬剤を練和する紙・スパチュラ③を用いる。
解説
根管充填後、歯頸部より根尖側へ漂白剤が漏れないよう根管口に十分なバリアを置き、過ホウ酸ナトリウムなどを適切な液でペースト状に練って髄腔へ填入する。写真①のラバーダムシート、クランプ、フレーム、パンチ、鉗子は処置歯を隔離し、強い漂白剤から口腔粘膜を保護する。③の練和紙と非金属スパチュラはペースト調製に使う。薬剤を置いた後は仮封し、一定期間後に色調と歯頸部吸収の有無を評価する。
選択肢の確認
- a ①:ラバーダム防湿器材一式で、髄腔内漂白剤の口腔内漏洩と唾液汚染を防ぐために準備する。
- b ②:可視光線照射器は光重合型レジンの硬化に用いるが、ウォーキングブリーチ剤を光で重合する器具ではない。
- c ③:練和紙とスパチュラで過ホウ酸ナトリウム系漂白剤をペースト化し、髄腔へ置ける稠度に調整する。
- d ④:上下顎の漂白用トレーは生活歯のホームブリーチで薬剤を歯面へ保持するもので、単独失活歯の髄腔内処置には用いない。
覚えるポイント
ウォーキングブリーチは根管治療済み失活歯への内部漂白。ラバーダム、根管口バリア、漂白剤練和、確実な仮封が要点で、外部トレー法と区別する。
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