32AM096|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
患者水平位診療時の患者の位置設定は、「①下顎」の咬合平面を床面と垂直になるようにし、 体全体では、「②鼻」と膝が同じ高さにあり、足と「③腰」が下がる姿勢にする。 妊娠中の場合は、「④右側」を下にした側臥位にするとよい。 「① 」〜「④ 」部分で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b:②、c:③
この問題のポイント
患者水平位では鼻と膝をほぼ同じ高さに置き、腰と足がやや低くなるよう全身を支持する。妊婦は仰臥位低血圧を避けるため左側臥位とする。
解説
水平位診療は術者の視野と姿勢を確保し、患者の頭部から体幹・下肢をチェアで安定させる。鼻と膝の高さをそろえ、腰部と足部を下げる緩やかな屈曲位にすると、体がずれにくく腰部への負担を減らせる。咬合平面の設定は処置顎によって異なり、下顎を一律に床へ垂直とはしない。妊娠後期では増大子宮が下大静脈を圧迫する仰臥位低血圧症候群を防ぐため、右腰部を挙上して左側臥位をとる。
選択肢の確認
- a ①:床面と垂直に近づける咬合平面の考え方を下顎へ一律に当てはめており、処置顎に応じた頭位設定として誤る。
- b ②:水平位では鼻と膝がほぼ同じ高さになるよう背板とレッグレストを調整し、全身を安定させる。
- c ③:腰部をやや低く支持すると体幹がチェアへ収まり、足部も低くして滑りと筋緊張を抑えられる。
- d ④:妊婦を右側臥位にすると子宮の下大静脈圧迫を避けにくく、基本は左側を下にする。
覚えるポイント
水平位は鼻と膝が同高、腰・足をやや低くする。妊娠後期の気分不良には右腰を挙上して左側臥位とし、静脈還流を確保する。