32AM098|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯科診療時における体動のコントロールで、器具によるものと比べて徒手によるものの利点はどれか。 2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b:突発的な動きに対応できる。、c:協力状態に合わせて調節できる。
この問題のポイント
徒手による体動コントロールは、術者・介助者が患者の動きを直接感じ、必要な部位と力をその場で変えられる。器具固定より即応性と調節性が高い。
解説
小児や障害者の安全確保では、まず説明、行動調整、短時間処置など低侵襲な方法を優先する。徒手保持が必要な場合、頭部や上肢の急な動きを触覚で察知して直ちに支え、協力が得られれば力を緩められる利点がある。反面、保持者の人数と体力が必要で、強い成人の持続的な抵抗には限界がある。実施には適応、最小限の力、呼吸・循環の観察、本人または保護者への説明と同意が欠かせない。
選択肢の確認
- a 力の強い人にも対応できる。:徒手保持は保持者の筋力に左右され、強い抵抗が続く患者では安全に制御できない場合がある。
- b 突発的な動きに対応できる。:患者へ直接触れているため、頭部や手足が急に動いた瞬間に方向を変えて支えられる。
- c 協力状態に合わせて調節できる。:緊張や抵抗が減れば保持力を直ちに弱め、必要な部位だけへ限定するなど細かく調整できる。
- d マンパワーの省力化がはかれる。:複数の介助者が各部位を安全に保持することがあり、省力化は器具固定と比べた利点ではない。
覚えるポイント
徒手保持は即応・微調整が利点、筋力依存・人手が欠点。固定の目的は罰ではなく偶発事故防止で、必要最小限かつ継続観察下で行う。