32AM099|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
22 歳の女性。う蝕処置を希望して来院した。 軽度の歯科恐怖症があり、吸入鎮静法を行うことになった。 吸入鎮静器の写真(別冊午前No.40) を別に示す。 矢印で示すボンベに充填されているのはどれか。1 つ選べ。

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正解: b
正答
b:酸素
この問題のポイント
写真は亜酸化窒素吸入鎮静器で、矢印の大型黒色ボンベは酸素を充填した容器である。小型青色ボンベが亜酸化窒素で、色と配管を取り違えない。
解説
亜酸化窒素吸入鎮静法では、酸素へ低濃度の亜酸化窒素を混合して鼻マスクから吸入させる。患者は意識と応答を保ちながら不安が軽減し、終了時には100%酸素を吸入して回復を確認する。医療用ガス容器の識別色では酸素が黒、亜酸化窒素が青である。開始前にボンベ残量、接続、流量計、排気系を確認し、低酸素混合を防ぐ安全機構が働くか点検する。
選択肢の確認
- a 空気:圧縮空気は機器駆動などに使うことがあるが、亜酸化窒素鎮静器の矢印黒色ボンベへ充填する治療用ガスではない。
- b 酸素:日本の医療用酸素容器は黒色で、写真の大型ボンベの色と鎮静器に必須の供給ガスに一致する。
- c 亜酸化窒素:鎮静成分だが容器の識別色は青で、写真左側の青い小型ボンベに充填されている。
- d 二酸化炭素:吸入鎮静の混合ガスには用いず、高濃度吸入は呼吸性アシドーシスなどを招く。
覚えるポイント
吸入鎮静は酸素+亜酸化窒素。容器色は酸素=黒、亜酸化窒素=青で、終了後は酸素投与と意識・歩行状態の回復確認を行う。