32PM006|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
頭頸部矢状断の解剖写真(別冊午後No.1) を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1 つ選べ。

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正解: d
正答
d:喉頭蓋
この問題のポイント
矢印は舌根の後方、喉頭入口部の前方に立つ葉状の軟骨を示す。嚥下時に喉頭入口を覆う喉頭蓋である。
解説
写真は頭頸部正中矢状断で、矢印部は舌骨の上後方から喉頭入口へ伸びる弾性軟骨性の喉頭蓋である。嚥下時には舌骨・喉頭が前上方へ移動し、舌根の後退と喉頭蓋の倒れ込み、声門閉鎖が協調して食塊の気道侵入を防ぐ。喉頭蓋谷は舌根と喉頭蓋の間にあり、嚥下後残留を観察する部位となる。
選択肢の確認
- a 声帯:喉頭腔内に左右一対で水平に位置し、正中矢状断では喉頭蓋より下方の声門部にみえる。
- b 舌骨:下顎骨と甲状軟骨の間にあるU字状の骨で、写真の葉状軟骨より前下方に位置する。
- c 口蓋垂:軟口蓋後縁から口腔咽頭へ垂れ下がる小突起で、写真では矢印よりかなり上方にある。
- d 喉頭蓋:舌根後方の葉状構造で、嚥下時に後下方へ倒れて喉頭入口部の防御に関与する。
覚えるポイント
喉頭蓋は舌根後方の葉状軟骨。舌根との間が喉頭蓋谷で、嚥下時は喉頭挙上・声門閉鎖と協調して気道を守る。