32PM009|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
結核結節を模式図に示す。 ①にみられるのはどれか。1 つ選べ。

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正解: a
正答
a:壊死
この問題のポイント
結核結節の中心①は、乾酪に似た無構造の物質となる乾酪壊死である。その周囲を類上皮細胞、Langhans型巨細胞、リンパ球が取り囲む。
解説
結核菌に対するIV型過敏反応では、活性化マクロファージが類上皮細胞となり、融合して核が周辺に馬蹄形に並ぶLanghans型巨細胞を作る。リンパ球が外周を囲み、中心部は低酸素と細胞傷害により乾酪壊死へ陥る。図①は細胞構造の描かれない中央の領域なので、この壊死部を示す。化膿性炎症の好中球中心の膿瘍とは組織像が異なる。
選択肢の確認
- a 壊死:結核性肉芽腫の中心には黄白色でチーズ状の乾酪壊死が生じ、図の無構造領域①に一致する。
- b 血腫:血管外へ漏れた血液の貯留で、赤血球や血液成分が主体となり、類上皮細胞性肉芽腫の中央所見ではない。
- c 膿瘍:好中球、融解壊死、膿が局所に集積する化膿性病変で、Langhans巨細胞を伴う結核結節の基本像と異なる。
- d 粘液貯留:導管損傷などで結合組織内に唾液粘液がたまる病変で、感染性肉芽腫の中心には形成されない。
覚えるポイント
結核結節は中心から乾酪壊死→類上皮細胞・Langhans巨細胞→リンパ球。巨細胞の核が周辺に馬蹄形に並ぶ。