32PM019|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
摂食嚥下運動の過程におけるある時期を図に示す。 該当するのはどれか。1 つ選べ。

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正解: a
正答
a:準備期
この問題のポイント
図では食物が口腔内にあり、舌上で咀嚼され食塊へまとめられている。咀嚼・唾液混和・食塊形成を行う摂食嚥下の準備期である。
解説
摂食嚥下の先行期では食物を認知し、口へ運ぶ。準備期は口に取り込んだ食物を歯で咀嚼し、舌と頬で臼歯咬合面へ移しながら唾液と混ぜ、飲み込める性状の食塊を作る段階である。図の食塊はまだ舌上の口腔前方寄りにあり、咽頭へ送り込まれていない。続く口腔期で舌が食塊を後方へ搬送し、咽頭期には嚥下反射と気道防御、食道期には蠕動が起こる。
選択肢の確認
- a 準備期:食物を咀嚼して唾液と混和し、舌上でまとまりのある食塊を形成している図に一致する。
- b 口腔期:形成済み食塊を舌が口蓋へ押し付けて咽頭へ能動的に送り込む短い搬送段階である。
- c 咽頭期:食塊が咽頭へ入り、軟口蓋閉鎖、喉頭挙上、声門閉鎖、咽頭収縮が反射的に協調する。
- d 食道期:上部食道括約筋通過後、食道蠕動で胃へ送る段階で、口腔内に食塊は残らない。
覚えるポイント
先行期=認知、準備期=咀嚼・食塊形成、口腔期=舌で後方搬送、咽頭期=反射と気道防御、食道期=蠕動。