32PM055第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

20歳の男性。前歯の咬み合わせが気になることを主訴として来院した。 患者の初診時の口腔内写真(別冊午後No.22)を別に示す。 口腔内の特徴はどれか。2 つ選べ。

32PM055の問題画像
2つ選択
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正解: a・b

正答

a:オーバーバイトは過大である。b:大臼歯関係はAngle II 級である。

この問題のポイント

写真正面では上顎前歯が下顎前歯を深く覆う過蓋咬合、側方面では上顎第一大臼歯近心頰側咬頭が下顎第一大臼歯頰側溝より近心に位置するAngle II級を認める。

解説

オーバーバイトは上下切歯の垂直的被蓋量で、下顎切歯歯冠の大部分が上顎切歯に隠れる本例では過大である。Angle分類は第一大臼歯の近遠心関係を基準とし、下顎歯列が相対的に遠心位となるII級関係を示す。オーバージェットは水平的距離で、上顎切歯が下顎切歯より前方なら正の値である。写真上、上顎右側中切歯は隣在歯に対して舌側へ入っており、唇側傾斜とは読まない。

選択肢の確認

  • a オーバーバイトは過大である。:正面観で上顎切歯が下顎切歯を深く被覆しており、垂直的被蓋が正常範囲を超える。
  • b 大臼歯関係はAngle II 級である。:側方面で下顎第一大臼歯が上顎に対し遠心関係となり、Angle II級の咬合を示す。
  • c 上顎右側中切歯は唇側傾斜を示す。:該当歯は歯列弓の内側へ位置する舌側転位・傾斜が見られ、唇側へ突出していない。
  • d オーバージェットはマイナスである。:反対咬合のように下顎前歯が前方ではなく、上顎前歯が下顎前歯より前にあるため正のオーバージェットである。

覚えるポイント

オーバーバイトは縦、オーバージェットは横。Angle II級は下顎大臼歯の遠心関係で、前歯部では上顎前突や過蓋咬合を伴いやすい。

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