32PM079第32回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

オーラルフレイル対策として地域の後期高齢者を対象に咀嚼状態を調査した。咀嚼スコアの結果をグラフに示す。必要な対策はどれか。1つ選べ。

32PM079の問題画像
解答・解説を見る

この問題は公式の採点上、採点対象外です。

正答

採点対象外(公式正答なし)

この問題のポイント

厚生労働省資料に掲載された原問は、地域の後期高齢者の咀嚼スコア分布から必要なオーラルフレイル対策を一つ選ぶ問題である。しかし、グラフだけでは介入の対象、重症度の基準、地域資源の状況が定まらず、公式には採点対象から除外された。

解説

咀嚼スコアは、摂取できる食品などを用いて咀嚼状態を集団または個人で把握する指標である。結果を地域保健へつなぐには、低値者が少数なのか集団全体に広がるのか、原因が歯の欠損・義歯不適合・咀嚼筋機能低下のどれか、相談先や事業実施者が足りるかを追加評価する必要がある。原問のグラフは、個別診療、住民教育、かかりつけ歯科医との連携、人材育成のいずれを最優先にするかを一意に決める情報を与えていない。このため「設問が不明確で正解が得られない」とされ、特定の一肢を公式正答として扱えない。なお、公開サイトのオーラルフレイル一般論へ改変された問題ではなく、復元された咀嚼スコア対策の原問を学習対象とする。

選択肢の確認

  • a 専門医による対応:顎口腔機能の複雑な障害や専門的精査を要する個人には適切になり得るが、集団のスコア分布だけで全地域の第一選択とは決められない。
  • b オーラルフレイルの講話:広い住民層への気付きやセルフケア促進には有用だが、治療を要する低値者への個別対応を代替しない。
  • c かかりつけ歯科医での対応:義歯、歯周病、咬合などの評価と治療につなげられる一方、グラフから対象者の受診必要度までは判定できない。
  • d 口腔機能向上事業のための人材育成:事業の担い手不足が確認されれば重要であるが、咀嚼スコアそのものは地域の人材不足を示す指標ではない。

覚えるポイント

32PM079は原問が咀嚼スコアに基づく地域対策の選択、公式取扱いは採点対象外、公式正答なしである。集団データから対策を選ぶときは、ハイリスク者への個別対応と集団全体へのポピュレーションアプローチ、さらに実施体制整備を分けて考える。

関連問題

32PM07832PM080
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)