32PM094|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
伝達麻酔用の注射器は、プランジャーの先端が「①コルクスクリュー状」になっている。 注射針の太さは「②18G」であり、長さは「③30mm」である。 局所麻酔カートリッジは「④紫外線消毒器」に保管したものを使用する。 「 」部分が正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a:①、c:③
この問題のポイント
伝達麻酔では血管内注入を避けるため吸引確認が必要で、プランジャー先端はカートリッジ栓へ食い込むコルクスクリュー状です。深部へ届く長針は約30 mmを用います。
解説
カートリッジ式吸引注射器は、プランジャー先端のハープーン・コルクスクリュー部をゴム栓へ係合させ、引くことでカートリッジ内を陰圧にして血液逆流の有無を確認します。下顎孔伝達麻酔などでは長さ約30 mmの長針を使い、通常25~27G程度で適度な剛性と吸引性を確保します。18Gは著しく太く、歯科局所麻酔の標準針ではありません。カートリッジは変質や気泡形成を避けるため、製品指示に従って室温・遮光下で保管し、紫外線消毒器に入れません。
選択肢の確認
- a ①:コルクスクリュー状先端がゴム栓を把持し、プランジャーを引いたときの確実な吸引試験を可能にします。
- b ②:18Gは外径が大き過ぎ、歯科の伝達麻酔では一般に25Gまたは27G程度の長針を使用します。
- c ③:下顎孔など深い刺入部へ到達し、針基部まで入れない余裕を残すため約30 mmの長針が適します。
- d ④:紫外線・熱は薬液やカートリッジ部材へ影響し得るため、消毒器でなく遮光して適切な温度で保管します。
覚えるポイント
伝達麻酔は解剖学的位置を確認し、骨接触、吸引、少量ずつ緩徐注入を守ります。針を基部まで刺入せず、折れた際に把持できる長さを残します。