32PM100|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
小児の歯科治療時におけるトークンエコノミー法に基づいた対応はどれか。 1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a:適切な行動をとった場合にごほうびを与える。
この問題のポイント
トークンエコノミー法は、望ましい行動の直後にシールや点数などのトークンを与え、後で好ましい物・活動と交換する正の強化法です。
解説
小児が開口を保つ、器具へ手を出さない、合図に応じるなど目標行動を示した直後にトークンを与えると、その行動が再び起こりやすくなります。何をすれば得られるか、何個で何と交換できるかを事前に短く説明し、達成可能な段階から始めます。ごほうびは行動後に一貫して与え、処置を受けさせるための脅しや事前の買収にしません。器具を見せる・これから行うことを説明するのはTell-Show-Do、他児の協力行動を見るのはモデリング法です。
選択肢の確認
- a 適切な行動をとった場合にごほうびを与える。:望ましい行動後のトークン・報酬で行動頻度を高める、トークンエコノミーの中心操作です。
- b これから使用する器具の使い方を実際に見せる。:Tell-Show-Do法のShowに当たり、未知の処置への不安を減らす方法です。
- c これから行うことについて、わかりやすく説明する。:Tell-Show-Do法のTellで、年齢に合わせた言葉で処置を予告します。
- d 他の小児が上手に治療を受けている場面を観察させる。:他者の行動と結果を見て学ぶモデリング法です。
覚えるポイント
行動調整は、Tell-Show-Do=説明・提示・実施、モデリング=他児を観察、トークンエコノミー=望ましい行動後に交換可能な強化子、と区別します。