33AM037|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
ある検査の準備時の写真(A)と、検査時の写真(B)を別に示す。この検査で調べる組織はどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a:歯髄
この問題のポイント
写真Aは綿球に冷却用スプレーを噴霧し、Bはそれを歯面に当てています。これは冷温に対する歯髄の感覚応答を調べる冷温診です。
解説
冷温診では、冷媒で冷却した綿球などを隔離・乾燥した歯面に当て、患者が冷たさや痛みを感じるか、刺激除去後に症状がすぐ消えるか、持続するかを確認します。象牙細管内液の移動が歯髄神経を刺激するため、歯髄の感覚機能の有無と炎症状態を推定できます。ただしこれは血流を直接測る真の生活診ではなく、隣接歯と比較し、打診、エックス線所見などと統合します。
選択肢の確認
- a 歯髄:冷刺激に対する感覚応答を利用し、歯髄の反応性を調べる検査なので正しいです。
- b 歯肉:歯肉の炎症は視診、プロービング、出血などで評価し、冷却綿球を歯冠に当てるこの検査対象ではありません。
- c 歯根膜:打診痛、咬合痛、歯の動揺などで炎症の影響を評価します。
- d 歯槽骨:エックス線画像やCTで骨吸収・硬化・骨縁形態を評価します。
覚えるポイント
冷温診は「無反応なら歯髄壊死の可能性、短い誘発痛なら可逆性炎症、刺激後も痛みが持続すれば不可逆性炎症の可能性」を考え、単独の結果で断定しません。