33AM040|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯髄保存療法と使用される材料・薬剤の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・c
正答
b:直接覆髄法ーMTAセメント、c:歯髄鎮静療法ー酸化亜鉛ユージノールセメント
この問題のポイント
歯髄保存療法では、露髄の有無と歯髄炎の状態に合わせ、生体親和性、封鎖性、抗菌性、鎮静作用をもつ材料を使い分けます。
解説
直接覆髄法は、外傷性や偶発性の小さな露髄部を生体親和性と封鎖性に優れた材料で覆い、歯髄の生活性を維持する方法です。MTAセメントは高い封鎖性をもち、硬組織形成を促すため用いられます。歯髄鎮静療法では、温度刺激などに反応する歯髄の症状を軽減し、経過を観察するため、鎮静作用のあるユージノールを含む酸化亜鉛ユージノールセメントが利用されます。
選択肢の確認
- a 間接覆髄法ーフェノール製剤:間接覆髄は歯髄を露出させずに深部象牙質を介して保護する方法で、刺激性のあるフェノール製剤の組合せは適切ではありません。
- b 直接覆髄法ーMTAセメント:露髄部を封鎖し、硬組織形成と歯髄保存を図る正しい組合せです。
- c 歯髄鎮静療法ー酸化亜鉛ユージノールセメント:ユージノールの鎮静作用を利用する組合せです。
- d 暫間的間接覆髄法-リン酸亜鉛セメント:深在性う蝕で歯髄近傍の象牙質を残して封鎖するには、歯髄保護性と封鎖性を考慮した材料を用い、リン酸亜鉛との組合せは不適切です。
覚えるポイント
直接覆髄は「露髄部にMTAなど」、間接覆髄は「歯髄に最も近い象牙質を介して保護」です。材料名だけでなく、露髄の有無と治療目的を対応させます。