33AM044|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
根面う蝕の特徴はどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a:環状に進行する、b:歯肉退縮を伴う
この問題のポイント
根面う蝕は歯肉退縮で口腔内に露出したセメント質・象牙質に生じ、歯領部の根面を水平方向へ囲むように広がりやすいのが特徴です。
解説
健常時の歯根面は歯肉に覆われていますが、歯周炎、加齢、不適切なブラッシングなどで歯肉が退縮すると、根面がプラークと食事性糖質に曝露されます。根面のセメント質・象牙質はエナメル質より無機質が少なく、より高いpHで脱灰し始めます。病変は深い小孔を作るより、歯領部の根面を広く浅く帯状・環状に取り囲むように進むことがあります。
選択肢の確認
- a 環状に進行する。:根面う蝕は歯領部の露出根面を水平方向に囲むように広がる形態をとり得ます。
- b 歯肉退縮を伴う。:歯肉退縮による根面の口腔内露出が、根面う蝕発生の重要な前提です。
- c 急激な進行を示す。:活動性の高い病変が進行することはありますが、すべての根面う蝕が一律に急激という特徴ではなく、硬化した非活動性病変もあります。
- d 若年者にみられる。:歯肉退縮、唾液分泌低下、多剤服用が増える中高年者に多く、若年者好発の病変ではありません。
覚えるポイント
根面う蝕は「退縮で根面露出」「歯領部を帯状・環状に進行」が典型です。予防ではフッ化物、プラークコントロール、口腔乾燥対策、糖質摂取頻度の調整を組み合わせます。