33AM048|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
2種類の全部床義歯の写真(A、B)を別に示す。Bと比較したAの特徴はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b
正答
a:薄くできる、b:熱伝導性が高い
この問題のポイント
写真Aは口蓋部が金属の全部床義歯、Bはレジン床義歯です。金属の高い強度と熱伝導性が、床の厚さと食物温度の感じ方にどう影響するかを考えます。
解説
金属床義歯はコバルトクロム合金やチタン合金などで口蓋床部を製作します。レジンより弾性率と強度が高いため、強度を保ちながら床を薄くでき、舌房の広さ、発音、装着感の改善が期待できます。また金属は熱を通しやすく、温かいもの・冷たいものの温度を口蓋粘膜に伝えるため、食事時の感覚が得られやすくなります。一方で製作や修理・改床はレジン床より複雑です。
選択肢の確認
- a 薄くできる。:金属は高い強度と剛性をもつため、レジン床より薄い断面でも変形や破折を防ぎやすく、Aの特徴です。
- b 熱伝導性が高い。:金属床は飲食物の温度変化を口蓋粘膜へ速やかに伝え、レジン床より温度感覚を得やすいです。
- c 修理が容易である。:破折修理、増歯、リラインはアクリルレジン床の方が容易で、鋳造・加工された金属床の修理は制約が大きいです。
- d プラークが付着しやすい。:適切に研磨された金属表面は滑沢で汚れが付着しにくく、一般にレジン床より清潔に保ちやすい特徴があります。
覚えるポイント
金属床の利点は「薄い・強い・熱が伝わる・滑沢で衛生的」です。欠点は費用、重さ、金属アレルギーへの配慮、修理・改床の難しさです。