33AM091|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
歯間分離器の写真を別に示す。他の器材とは異なる原理で歯間分離効果を発揮するのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:③
この問題のポイント
③は二つの環状部で隣接歯を把持し、ねじ機構による牽引で歯を互いに離す分離器です。①、②と木製ウェッジ④のように歯間へ力を作用させる方式とは分離原理が異なります。
解説
即時歯間分離器には、くさびを歯間へ押し込む原理、器具の脚を歯間へかけてねじで圧を加える原理、隣接歯を個別に把持して牽引する原理があります。写真③は二つの枠をそれぞれ隣接歯へ装着し、上下のねじを調節して枠同士の距離を広げるため、歯を外側へ引く牽引型です。ほかの三者は形態こそ異なりますが、歯間部へ楔状・圧迫性の力を加えて歯を押し分けます。分離は歯根膜への負担を避けるため必要最小限とします。
選択肢の確認
- a ①:先端を歯間へ位置づけ、ねじ操作で脚から圧を伝えて隣接歯を押し分ける機械的分離器です。
- b ②:湾曲した帯状部とねじ機構から歯間へ押し広げる力を作用させる型で、③の把持・牽引方式とは異なります。
- c ③:左右の枠で二歯を別々に把持し、ねじで枠間を拡大して歯を牽引するため、他の器材と異なる原理です。
- d ④:木製ウェッジを歯間へ圧入し、先細り形態による楔作用で隣接歯を押し分ける器材です。
覚えるポイント
歯間分離器は外形ではなく、力が「歯間から押す」のか「歯を把持して引く」のかを見分けます。過度な分離は歯根膜損傷や疼痛を招くため避けます。