33AM095|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
46歳の男性。『①上顎右側第一大臼歯の痛み』を主訴として来院した。『②昨夜から痛みが強くなり、眠れなかった』という。5年前にも来院しており、『③その時は下顎左側第三大臼歯を抜去している』。『④高血圧症』で服薬していることがお薬手帳から確認された。『 』部分で現病歴はどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b:②
この問題のポイント
現病歴は、今回の主訴がいつ始まり、どのように変化し、現在に至ったかという時間的経過です。「昨夜から痛みが強くなり、眠れなかった」が該当します。
解説
診療録では、主訴は患者が今回最も困っている症状・来院理由、現病歴はその症状の発症時期、経過、誘因、増悪・軽減因子、これまでの対応などを記録します。②は昨夜から疼痛が増強し睡眠を妨げたという現在の疾患の経過と重症度を示します。①は部位を含む主訴、③は過去の歯科治療歴、④は全身既往歴・服薬歴です。疼痛では自発痛、咬合痛、冷温痛、鎮痛薬使用なども時系列で確認します。
選択肢の確認
- a ①:上顎右側第一大臼歯の痛みは患者が来院時に訴えた主要症状であり、主訴に分類されます。
- b ②:痛みが昨夜から増悪して不眠となったという、今回の症状の時間的推移と影響を示す現病歴です。
- c ③:5年前の下顎左側第三大臼歯抜去は今回以前に受けた処置で、既往歯科治療歴として記録します。
- d ④:高血圧症とその服薬は局所症状の経過ではなく、全身的既往歴および現在の服薬情報です。
覚えるポイント
主訴=今最も困ること、現病歴=今回の症状の始まりから現在まで、既往歴=過去の病気・治療です。患者の言葉と客観情報を分けて時系列に記録します。