33PM043第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

根管形成に使用する2種類の器具の写真(A、B)を別に示す。Aと比較したBの特徴はどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: b・d

正答

b:超弾性を有する。、d:形状記憶性がある。

この問題のポイント

Aは手用ステンレス鋼ファイル、Bはエンジンで使用するニッケルチタン〈NiTi〉ロータリーファイルです。NiTi合金は超弾性と形状記憶性を示します。

解説

NiTiファイルは応力を受けると結晶相が可逆的に変化し、大きくたわんでも元の形へ戻る超弾性を示します。そのため彎曲根管へ追従しやすく、ステンレス鋼器具で起こりやすいレッジ、トランスポーテーション、穿孔を減らしながら連続回転で効率的に形成できます。また加熱・応力除去による形状回復を含む形状記憶特性があります。ただし繰り返し疲労やねじり破折があるため、回転数・トルク、使用回数、グライドパスを管理します。

選択肢の確認

  • a 切削効率が低い。:Bは回転駆動と専用断面により効率よく象牙質を切削でき、一般に手用器具より形成時間を短縮できます。
  • b 超弾性を有する。:彎曲させても相変態により大きな弾性回復を示し、根管形態へ追従しやすいNiTi合金の特徴です。
  • c ISO規格に準じる。:NiTiロータリー器具には独自テーパーや断面・先端径のシステムが多く、全形態が標準ISO規格に限定されません。
  • d 形状記憶性がある。:変形したNiTi合金が温度や応力状態の変化であらかじめ記憶した形へ戻る材料特性です。

覚えるポイント

NiTi=柔軟・超弾性・形状記憶で彎曲根管に有利です。一方、破折が予告なく起こり得るため、無理な押し込みと長時間の同一点回転を避けます。

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