33PM053|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
アングルⅡ級1類の不正咬合にみられる特徴はどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c
正答
a:口呼吸、c:上顎切歯の唇側傾斜
この問題のポイント
Angle II級1類は下顎歯列が上顎に対して遠心位で、上顎切歯が唇側傾斜しオーバージェットが増大する型です。口唇閉鎖不全から口呼吸を伴いやすくなります。
解説
Angle分類では、下顎第一大臼歯の近心頰側咬頭が上顎第一大臼歯の頰側溝より遠心に位置するのがII級です。1類では上顎前歯が前突・唇側傾斜し、水平被蓋が大きくなります。上唇が短い、口唇閉鎖が困難、下唇が上顎前歯の口蓋側へ入り込むなどの軟組織所見があり、鼻気道の問題や口呼吸を伴うことがあります。下顎近心咬合と負のオーバージェットはIII級・反対咬合の特徴です。
選択肢の確認
- a 口呼吸:上顎前歯前突による口唇閉鎖不全や鼻気道の問題と関連し、II級1類でみられることがあります。
- b 下顎近心咬合:下顎歯列が上顎に対して近心に位置するのはAngle III級で、II級は遠心咬合です。
- c 上顎切歯の唇側傾斜:II級1類を2類から分ける主要所見で、上顎前歯前突と大きな正のオーバージェットを作ります。
- d 負のオーバジェット:下顎切歯が上顎切歯より前方へ出る反対咬合の水平関係で、II級1類では通常正の値が増大します。
覚えるポイント
II級1類=下顎遠心・上顎切歯唇側傾斜・オーバージェット増大、II級2類=上顎中切歯舌側傾斜、III級=下顎近心・反対咬合です。