33PM060|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
経管栄養に用いる器具が身体に装着されている写真を別に示す。この器具を用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: a
正答
a:胃瘻
この問題のポイント
写真は腹壁から胃内へ留置されたボタン型胃瘻カテーテルです。栄養投与時に延長チューブを接続し、長期の経腸栄養へ用います。
解説
胃瘻は内視鏡などを用いて腹壁と胃を交通させ、カテーテルから栄養剤・水分・薬剤を胃へ直接投与する経腸栄養法です。写真の低いボタン型は非投与時に腹壁上の突出が少なく、自己抜去や衣服への引っ掛かりを減らせます。瘻孔周囲の発赤、漏れ、肉芽、圧迫壊死、感染を観察し、投与時は上体を起こして逆流・誤嚥を防ぎます。経管栄養中でも口腔バイオフィルムと唾液は生じるため口腔衛生管理を継続します。
選択肢の確認
- a 胃瘻:腹壁に造設した瘻孔へボタン型カテーテルを留置し、胃へ栄養剤を直接注入する方法です。
- b 経鼻経管栄養:鼻孔から咽頭・食道を通して胃または腸へチューブを入れ、腹壁のボタンは使用しません。
- c 中心静脈栄養:鎖骨下静脈などの中心静脈カテーテルから栄養を血管内投与する静脈栄養で、消化管を使いません。
- d 間欠的経管栄養:食事時だけ口・鼻からチューブを挿入して投与後に抜く方法で、腹壁へ常時留置する器具とは異なります。
覚えるポイント
腹壁ボタン=胃瘻、鼻からチューブ=経鼻、静脈カテーテル=中心静脈栄養です。胃瘻でも逆流・誤嚥と口腔汚染の管理が必要です。