第33回

33PM063|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

2つ選択

58歳の女性。上顎右側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。

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正解b・c

正答

b:頰舌方向のみに動揺がみられる。、c:歯肉退縮幅は1~2㎜である。

この問題のポイント

表のMiller動揺度1は水平動揺のみ、アタッチメントレベルからPPDを引いた値は歯肉退縮幅です。各部位で1~2 mmとなります。

解説

Miller分類1度は歯冠が水平的にごく小さく動く状態で、垂直的な沈下は3度です。また臨床的アタッチメントレベル〈CAL〉はセメントエナメル境からポケット底まで、PPDは歯肉辺縁からポケット底までの距離です。歯肉退縮がある場合、退縮幅=CAL-PPDです。頰側は7-5=2、4-3=1、4-3=1 mm、口蓋側は8-6=2、7-5=2、5-3=2 mmとなります。最深PPDは6 mmで、8 mmはCALです。

選択肢の確認

  • a 歯肉に限局した炎症がある。:4~8 mmのアタッチメント喪失があり、支持組織破壊を伴うため歯肉炎に限局した状態ではありません。
  • b 頰舌方向のみに動揺がみられる。:Miller 1度は水平的動揺が1 mm以内で、歯軸方向の垂直動揺は含みません。
  • c 歯肉退縮幅は1~2㎜である。:各測定点でCALからPPDを引くと1または2 mmとなり、表の全ての部位に一致します。
  • d 最も深い歯周ポケット深さは8㎜である。:最大PPDは口蓋側の6 mmで、8 mmは歯肉退縮を含むアタッチメントレベルの値です。

覚えるポイント

退縮時はCAL=PPD+退縮量です。PPDとCALを混同せず、動揺1度=水平のみ、3度=垂直動揺ありと整理します。

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