33PM065|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
66歳の女性。上顎右側第一大臼歯の歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯科医師から患歯の検査を行うよう指示を受けた。エックス線画像(A)と器具の写真(B)を別に示す。検査に使用するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b
正答
a:①、b:②
この問題のポイント
エックス線では上顎第一大臼歯の歯周支持組織・根分岐部の異常が疑われます。①のファーケーションプローブと②の目盛付き歯周プローブで、分岐部病変とポケット深さを調べます。
解説
上顎第一大臼歯は三根性で、歯肉腫脹と骨透過像がある場合は全周のPPD、出血、排膿、アタッチメントレベルに加え、根分岐部の水平的進展を評価します。①は先端が彎曲したNabers型ファーケーションプローブで、頰側・近心口蓋側・遠心口蓋側から分岐部へ沿わせます。②は細い目盛付き歯周プローブで、歯面に沿わせてポケット底までの距離を測ります。③・④の切削・探査用器具では歯周組織検査値を定量できません。
選択肢の確認
- a ①:彎曲した目盛付き先端を根分岐部へ挿入し、水平的な侵入距離からファーケーション病変を分類できます。
- b ②:直線状の目盛付きプローブを歯軸に沿わせ、PPD、出血、排膿、アタッチメントレベルを検査します。
- c ③:小さな作業端をもつ切削・充填操作用器具であり、目盛に基づくポケット・分岐部測定には用いません。
- d ④:鋭い探針状先端は歯面や窩洞の触診には使えますが、歯周ポケット深さを定量する目盛がありません。
覚えるポイント
多根歯の歯周検査は通常プローブだけで終えず、Nabers型プローブで全ての分岐部入口を探査します。上顎大臼歯は三方向を確認します。