33PM076|第33回 歯科衛生士国家試験 過去問
12歳の男児。6か月毎のリコールで来院した。う蝕リスク評価の結果を表に示す。う蝕リスクが高いと判定されるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d
正答
a:①、d:④
この問題のポイント
12歳でDMF歯数3という既往う蝕は今後のう蝕を予測する強い指標です。また唾液中ミュータンスレンサ球菌10^7 CFU/mLは著しい高菌数で、病原要因の高リスクを示します。
解説
う蝕リスクは、過去・現在の病変、細菌、唾液、防御行動を総合します。DMF歯数3はすでに永久歯で未処置・喪失・処置う蝕の経験があることを示し、新たな病変発生への注意が必要です。ミュータンスレンサ球菌10^7 CFU/mLは高濃度で、スクロース存在下の付着と酸産生による脱灰リスクが高い状態です。一方、唾液緩衝能が高いことと刺激唾液1.5 mL/分は酸の中和・洗浄に働く保護因子です。
選択肢の確認
- a ①:12歳でDMF歯数3は永久歯う蝕経験がすでにあることを示し、将来う蝕の強いリスク指標になります。
- b ②:高い唾液緩衝能はプラーク酸を中和してpH回復を早めるため、リスクを下げる防御因子です。
- c ③:刺激唾液1.5 mL/分は十分な分泌量で、糖・酸のクリアランスと再石灰化を助けます。
- d ④:ミュータンスレンサ球菌10^7 CFU/mLは高菌数で、酸産生性・耐酸性細菌による病原リスクが高いと判定します。
覚えるポイント
高リスクは「病変経験あり・菌数多い」、保護は「唾液量十分・緩衝能高い」です。細菌検査だけでなく食習慣とフッ化物利用も評価します。