33PM081第33回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

緩和ケア病棟に勤務する看護師を対象に終末期における口腔ケアの講話を依頼された。講話の内容で優先するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・d

正答

c:口腔乾燥、d:口腔カンジダ症

この問題のポイント

終末期ケアでは長期的な疾患予防より、現在の苦痛を和らげて会話・飲水・食事を支えることを優先します。頻度が高く不快感の強い口腔乾燥とカンジダ症が重要です。

解説

終末期には脱水、酸素療法、口呼吸、鎮痛薬・抗コリン薬、摂取低下などが重なり、口唇・粘膜が乾燥します。乾燥は灼熱感、痂皮、会話・嚥下困難を招くため、看護師が保湿、少量の水分、粘膜清拭、室内環境調整を行えることが重要です。また免疫低下、抗菌薬、義歯、乾燥により口腔カンジダ症が起こり、白苔、発赤、疼痛、味覚障害を生じます。観察して医師・歯科医師へつなぎ、抗真菌治療と義歯管理を行います。

選択肢の確認

  • a う蝕:疼痛・感染源があれば対応しますが、進行が比較的慢性で、終末期の日々の苦痛緩和講話で最優先の共通課題ではありません。
  • b 歯周病:急性炎症や出血には対処するものの、長期的な支持組織管理より乾燥・粘膜感染の症状緩和を優先します。
  • c 口腔乾燥:終末期に高頻度で、会話、嚥下、睡眠、粘膜疼痛へ直結するため、保湿と清拭方法を看護師へ伝えます。
  • d 口腔カンジダ症:免疫低下・抗菌薬・乾燥・義歯で生じやすく、疼痛と摂取低下を悪化させるため早期発見が重要です。

覚えるポイント

終末期口腔ケアの目標は数値ではなく安楽です。乾燥、疼痛、痂皮、白苔、出血、義歯不具合を毎日観察し、本人の負担が少ない方法を選びます。

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