34AM009第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

軟組織にできる嚢胞はどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b:粘液嚢胞

この問題のポイント

軟組織にみられる嚢胞性病変を、発生部位と内容物から鑑別します。

解説

粘液嚢胞は小唾液腺導管の外傷性破綻による粘液の漏出、または導管閉塞による貯留で生じます。下唇に多く、青みを帯びた軟らかい半球状腫脹として現れ、増減や再発を繰り返すことがあります。典型的な漏出型は上皮性の嚢胞壁を欠くため、厳密には偽嚢胞です。口底に大きく生じるものはガマ腫と呼ばれます。写真のような口腔軟組織の限局性・波動性病変では、顎骨内嚢胞を選ばないことが鑑別の第一歩です。

選択肢の確認

  • a 歯根嚢胞:失活歯の根尖部に生じる顎骨内の炎症性歯原性嚢胞です。
  • b 粘液嚢胞:小唾液腺由来で、下唇などに軟らかい腫脹をつくるため正しいです。
  • c 鼻口蓋管嚢胞:上顎前歯部正中の切歯管に生じる顎骨内嚢胞です。
  • d 歯原性角化嚢胞:顎骨内に生じ、再発性に注意を要する発育性歯原性嚢胞です。

覚えるポイント

下唇の青みを帯びた軟らかい腫脹は粘液嚢胞を考えます。顎骨内病変か軟組織病変かを先に分けます。

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