34AM081|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
中学1年生を対象とした歯科保健教育を実施することになった。教材として使用した15歳女子の口腔内写真を別に示す。 この写真を用いて指導できるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d
正答
b:デンタルフロスの必要性、d:ホルモン変化と歯肉炎の関連
この問題のポイント
思春期の前歯部歯肉炎の写真から、対象年齢に適したセルフケアと増悪因子を指導します。
解説
写真では歯間乳頭部を中心に発赤・腫脹がみられ、プラーク性歯肉炎が考えられます。歯ブラシだけでは接触点直下の歯間部プラークを除去しにくいため、デンタルフロスの必要性と安全な操作を中学生へ実習を交えて伝えられます。また思春期には性ホルモンの変化により、同程度のプラークでも歯肉の炎症反応が強く現れることがあります。ホルモンそのものが歯肉炎を単独で起こすのではなく、プラークが必須の原因である点も説明します。年齢にそぐわない癌の恐怖づけや、写真にない補綴物の害を教材の中心にはしません。
選択肢の確認
- a 歯肉癌のリスク因子:写真は炎症性変化で、癌教育の根拠となる所見ではありません。
- b デンタルフロスの必要性:歯間部プラーク除去を学ぶ教材に適し、正しいです。
- c 不良補綴装置の為害性:写真に不良補綴装置が示されておらず不適切です。
- d ホルモン変化と歯肉炎の関連:思春期性歯肉炎の説明に適し、正しいです。
覚えるポイント
思春期性歯肉炎はプラークが原因、ホルモン変化が反応を増強。歯間部にはフロスを組み合わせます。