34AM109|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
17歳の女子。脳性麻痺の診断を受けており、 家族から「最近食事の時にむせるのが気になる。」と相談を受けた。家族の食事介助の様子を別に示す。 家族への指導として適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・b
正答
a:頭をやや前屈、b:一口量を少なくする
この問題のポイント
むせがある脳性麻痺患者の食事介助で、気道を守る頭頸部姿勢とボーラス量を整えます。
解説
写真では頭部が後屈し、一口量も大きくなりやすい介助がみられます。顎を軽く引いた頭頸部前屈位は、食塊が咽頭へ急速に流れ込むのを抑え、気道入口の防御に有利です。一口量を少なくすれば口腔内で制御しやすく、一回の嚥下負担も減ります。横向きに寝かせたまま食べさせるのではなく、可能な限り体幹・骨盤を安定させた座位または適切なリクライニング位を整えます。深いスプーンは大量に入り、上唇で取り込みにくいため、浅く小さいスプーンを下唇へ水平に提示し、本人の取り込みを待ちます。
選択肢の確認
- a 頭をやや前屈:後屈を避け気道防御を助けるため正しいです。
- b 一口量を少なくする:食塊を制御しやすくし、むせを減らすため正しいです。
- c 横向きに寝かせて食べさせる:安定した摂食姿勢にならず、通常の介助として不適切です。
- d 深いボウルのスプーン:一口量が増え取り込みにくいため、浅く小さい物を選びます。
覚えるポイント
安全な介助は体幹安定・軽い頸部前屈・少量・浅いスプーン・嚥下を待って次へです。