34PM049|第34回 歯科衛生士国家試験 過去問
19歳の男性。口腔内の腫脹を主訴として来院した.1週前から腫脹に気付いていたが、痛みがないため様子をみていたところ、次第に増大してきたという。特記すべき既往歴はない。ラヌーラと診断された。初診時の口腔内写真を別に示す。 この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・b
正答
a・b:弾性軟、内部に唾液が貯留
この問題のポイント
口底に生じるラヌーラの触診性状と内容物を問う問題です。舌下腺由来の粘液が貯留するため青紫色で軟らかい腫脹になります。
解説
ラヌーラは主に舌下腺導管の損傷・閉塞により唾液粘液が周囲組織へ漏出し、口底に貯留する粘液囊胞です。多くは真の上皮裏装を欠く溢出型で、波動を触れる弾性軟の無痛性腫脹としてみられます。顎舌骨筋を越えて頸部へ進展するものは顎下型ラヌーラと呼ばれ、範囲に応じ画像評価と外科治療を行います。
選択肢の確認
- a 弾性軟:液体を含むため柔らかく波動を触れることがあり正しいです。
- b 内部に唾液が貯留:舌下腺由来の粘液が内容となります。
- c 境界不明瞭で浸潤性発育:悪性腫瘍の特徴で、通常のラヌーラには当たりません。
- d 胎生期迷入上皮由来:類皮囊胞などの説明で、ラヌーラの成因ではありません。
覚えるポイント
口底の軟らかい青色腫脹はラヌーラを考えます。唾液腺由来、上皮裏装を欠く溢出型が基本です。