35AM011|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
内毒素を持つのはどれか。1つ選べ。
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正解: a
正答
a:大腸菌
この問題のポイント
内毒素の本体がグラム陰性菌外膜のリポ多糖(LPS)であることから菌種を選びます。
解説
内毒素はグラム陰性菌の外膜を構成するLPSで、その脂質部分であるlipid Aが主な毒性を担います。菌体の増殖中にも放出されますが、特に菌体の破壊時に遊離し、マクロファージなどを活性化して発熱、炎症性サイトカイン放出、血圧低下、播種性血管内凝固などを引き起こし得ます。大腸菌は代表的なグラム陰性桿菌なので内毒素をもちます。内毒素は特定菌が分泌するタンパク質性の外毒素とは、化学的性質、熱安定性、作用の特異性が異なります。
選択肢の確認
- a 大腸菌:グラム陰性桿菌で、外膜にLPSをもつため正しいです。
- b ボツリヌス菌:グラム陽性の芽胞形成桿菌で、神経毒という強力な外毒素を産生します。
- c 化膿レンサ球菌:グラム陽性球菌で、細胞壁にLPS外膜をもちません。
- d 肺炎マイコプラズマ:細胞壁を欠く微生物で、グラム陰性菌型のLPS外膜はありません。
覚えるポイント
内毒素=グラム陰性菌のLPS、毒性中心はlipid Aです。外毒素は細菌が産生・分泌するタンパク質、と対比して整理します。