35AM015|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
ペニシリン系抗菌薬が分類されるのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a:β-ラクタム系
この問題のポイント
抗菌薬を作用機序と化学構造で分類し、ペニシリン系の所属を答えます。
解説
ペニシリン系抗菌薬はβ-ラクタム環をもつβ-ラクタム系に分類されます。細菌のペニシリン結合タンパク質に結合し、ペプチドグリカンの架橋形成を阻害して細胞壁合成を妨げます。その結果、増殖中の細菌に殺菌的に作用します。同じβ-ラクタム系にはセフェム系、カルバペネム系、モノバクタム系などがあります。歯科ではアモキシシリンなどが用いられますが、アレルギー歴、腎機能、併用薬を確認し、必要な症例に適切な量と期間で使用することが耐性菌対策にも重要です。
選択肢の確認
- a β-ラクタム系:ペニシリン系が属する分類で正しいです。
- b グリコペプチド系:バンコマイシンなどで、別の構造をもち細胞壁合成を阻害します。
- c ニューキノロン系:DNAジャイレースなどを阻害して核酸合成を妨げます。
- d アミノグリコシド系:細菌リボソーム30Sサブユニットに作用してタンパク質合成を阻害します。
覚えるポイント
ペニシリン=β-ラクタム環=細胞壁合成阻害です。薬剤群ごとに「標的」を結び付けると、分類問題と作用機序問題の両方に対応できます。