46A001|第46回 救急救命士国家試験 過去問
神経興奮により散瞳を来すのはどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3.交感神経
この問題のポイント
瞳孔の大きさは自律神経の二重支配で決まります。交感神経が瞳孔散大筋を収縮させて散瞳、副交感神経(動眼神経に含まれる)が瞳孔括約筋を収縮させて縮瞳を起こします。
解説
瞳孔散大筋は交感神経支配で、興奮すると瞳孔が開きます(散瞳)。恐怖や痛み、ショック時の交感神経緊張、覚醒剤や抗コリン薬の中毒で散瞳がみられるのはこのためです。一方、瞳孔括約筋は動眼神経に含まれる副交感神経線維が支配し、興奮すると縮瞳します。有機リン中毒やモルヒネ中毒での縮瞳は副交感神経優位の状態です。視神経は光の情報を脳へ伝える感覚神経で、対光反射の求心路にはなりますが、瞳孔を動かす遠心路ではありません。
選択肢の確認
1.視神経:対光反射の求心路であり、瞳孔の筋を直接動かしません。
2.顔面神経:表情筋を支配し、瞳孔の大きさには関与しません。
3.交感神経:瞳孔散大筋を収縮させて散瞳を起こします。正答です。
4.動眼神経:副交感神経線維を含み、興奮すると縮瞳します。
5.副交感神経:瞳孔括約筋を収縮させ縮瞳を起こします。
覚えるポイント
「交感神経=散瞳、副交感神経(動眼神経)=縮瞳」。中毒の観察では、散瞳なら覚醒剤・抗コリン薬、縮瞳なら有機リン・オピオイドを想起します。