第47回・2024年
47A050|第47回 救急救命士国家試験 過去問
図に示す脳ヘルニアにより最初に圧迫される脳神経はどれか。1つ選べ。

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正解2
正答
2.動眼神経
この問題のポイント
図の鉤ヘルニアで最初に押されるのは動眼神経なので、答えは2です。押されると同じ側の瞳孔が開いて光に反応しなくなります。
解説
図は側頭葉の内側に病変があり、鉤(側頭葉内側の出っ張り)がテント切痕に落ち込む鉤ヘルニア(テント切痕ヘルニア)を示しています。
側頭葉の血腫や腫瘍で頭の中の圧が高まると、鉤が小脳テントの隙間(テント切痕)を通って下へ押し出されます。
テント切痕を走る動眼神経が最初に圧迫されます。
すると同じ側の瞳孔が散大し、対光反射がなくなります。
進むと中脳が圧迫され、意識障害、反対側の片麻痺、除脳硬直が起こります。
瞳孔不同は脳ヘルニアの大切なサインで、すぐに脳神経外科のある病院へ運びます。
選択肢の確認
1.視神経:視神経は鉤ヘルニアで最初に圧迫される神経ではありません。
2.動眼神経:動眼神経はテント切痕で圧迫され、瞳孔散大を起こします。正答です。
3.三叉神経:三叉神経は橋から出る神経で、最初に圧迫される部位ではありません。
4.顔面神経:顔面神経は橋から出る神経です。
5.迷走神経:迷走神経は延髄から出る神経で、大後頭孔ヘルニアなどで影響を受けます。
覚えるポイント
「鉤ヘルニア=動眼神経圧迫→同側の瞳孔散大→中脳圧迫で意識障害・対側片麻痺」。
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