46A004|第46回 救急救命士国家試験 過去問
骨粗鬆症の影響を最もうけやすい部位はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.海綿骨
この問題のポイント
骨粗鬆症は骨量が減少して骨がもろくなる病態で、代謝が活発でスポンジ状の構造をもつ海綿骨が最も影響を受けます。
解説
骨は表面の緻密な皮質骨と、内部の網目状の海綿骨で構成されます。海綿骨は表面積が大きく骨代謝(骨吸収と骨形成)が盛んなため、閉経後や高齢による骨吸収の亢進で真っ先に骨量が減少します。海綿骨が多い椎体、大腿骨頸部、橈骨遠位端が骨粗鬆症性骨折の好発部位である理由です。高齢者の転倒での大腿骨近位部骨折や、軽微な外力での脊椎圧迫骨折を疑う根拠になります。
選択肢の確認
1.髄腔:骨髄が入る空間で、骨量減少の主体ではありません。
2.骨膜:骨表面を覆う膜で、骨粗鬆症の主な障害部位ではありません。
3.皮質骨:緻密で代謝が遅く、海綿骨より影響が小さいです。
4.海綿骨:代謝が活発で骨粗鬆症の影響を最も受けます。正答です。
5.関節軟骨:変形性関節症で障害される組織で、骨粗鬆症の主体ではありません。
覚えるポイント
骨粗鬆症は「海綿骨から減る」。椎体・大腿骨頸部・橈骨遠位端が骨折しやすい部位として結びつけて覚えます。