47A114第47回 救急救命士国家試験 過去問

外傷傷病者への大量輸液による影響はどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.血液凝固の障害

この問題のポイント

外傷傷病者に大量の輸液を行うと、血液が希釈されて凝固因子が減り、体温が低下することで凝固障害が進み、出血がかえって増えることがあります。

解説

出血に対する大量の輸液は血液を薄めて凝固因子や血小板の濃度を下げ、血圧を上げることで一度止まりかけた血管から再出血させます。また冷たい輸液は低体温を招き、低体温・アシドーシス・凝固障害の「死の三徴」を悪化させます。このため止血前の輸液は収縮期血圧を80〜90mmHg程度に保つ範囲にとどめる考え方(許容的低血圧)があります。体温は上昇ではなく低下し、血液は濃縮ではなく希釈され、不整脈は直接の影響ではありません。

選択肢の確認

1.体温の上昇:冷たい輸液で体温は低下します。
2.血液の濃縮:血液は希釈されます。
3.不整脈の出現:大量輸液の直接の影響ではありません。
4.出血量の減少:血圧上昇と希釈で出血はむしろ増えます。
5.血液凝固の障害:希釈と低体温により凝固障害が生じます。正答です。

覚えるポイント

「大量輸液の害=希釈による凝固障害・低体温・再出血」「外傷の死の三徴=低体温・アシドーシス・凝固障害」。

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