47A113|第47回 救急救命士国家試験 過去問
灯油を誤って右上肢に曝露された傷病者の創部を図に示す。まず行う適切な対応はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: 1
正答
1.水洗
この問題のポイント
灯油などの化学物質による皮膚の曝露では、まず大量の流水で洗い流して原因物質を除去することが最優先です。被覆や冷却、ブラッシングは行いません。
解説
化学損傷では原因物質が皮膚に留まる限り損傷が進行するため、衣服を脱がせ、可能な限り早く大量の水で15〜30分以上洗浄します。灯油は皮膚から吸収されて刺激性皮膚炎を起こすため、発赤している部位を十分に洗います。ブラッシングは皮膚を傷つけて吸収を促し、氷冷は組織損傷を助長します。患肢の挙上やガーゼ被覆は洗浄後に検討する処置です。
選択肢の確認
1.水洗:化学損傷の最初の対応です。正答です。
2.氷冷:組織損傷を悪化させます。
3.患肢挙上:原因物質の除去にはなりません。
4.ブラッシング:皮膚を傷つけ吸収を促します。
5.ガーゼによる被覆:原因物質を閉じ込めるため洗浄前には行いません。
覚えるポイント
「化学損傷=脱衣+大量の流水で長時間洗浄(中和剤は使わない)」。粉末状の物質は払い落としてから洗います。