49C009第49回 救急救命士国家試験 過去問

35歳の男性。オートバイの単独事故を起こしたため目撃者が救急要請した。救急隊到着時観察所見:意識JCS3。呼吸数24/分。脈拍120/分、整。血圧75/40mmHg(右上肢)。SpO2値95%。左下腿に変形と挫滅創とがあり活動性出血を認める。左下腿の写真を示す。直接圧迫止血を試みるが、活動性出血を止血できない。直ちに行うべき対応はどれか。1つ選べ。

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正解: 5

正答

5.ターニケット装着

この問題のポイント

写真の左下腿には広範な挫滅創があり、直接圧迫止血で止まらない四肢の活動性出血に対しては、直ちにターニケット(止血帯)を装着して出血を止めます。ショック状態であり、止血が最優先です。

解説

本例は脈拍120/分、血圧75/40mmHgの出血性ショックで、下腿の活動性出血が直接圧迫で制御できていません。四肢の出血で直接圧迫が無効な場合、ターニケットを創部より中枢側に装着し、装着時刻を記録して速やかに搬送します。全身固定や静脈路確保は止血より優先度が低く、創部洗浄は出血を悪化させます。意識JCS3で気道は開通しており、用手的気道確保の必要はありません。

選択肢の確認

1.全身固定:止血の後に検討します。
2.創部洗浄:出血を助長し、現場では行いません。
3.静脈路確保:止血が優先です。
4.用手的気道確保:気道は開通しており不要です。
5.ターニケット装着:直接圧迫で止まらない四肢の出血への処置です。正答です。

覚えるポイント

「四肢の活動性出血で直接圧迫が無効=ターニケット、装着時刻を記録」。

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