第46回・2023年
46A033|第46回 救急救命士国家試験 過去問
外傷傷病者の観察でそれ自体が脊椎運動制限(SMR)の適応とならないのはどれか。1つ選べ。
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正解2
正答
2.腹部刺創
この問題のポイント
腹部の刺し傷(刺創)は、それだけでは脊椎運動制限(SMR)の適応にならないので答えは2です。刺創のような穿通性外傷は脊椎損傷を起こしにくいからです。意識障害・神経症状・高リスク受傷機転・注意をそらす損傷は適応です。
解説
脊椎運動制限(SMR)は、脊椎損傷の悪化を防ぐために背骨を動かさないようにする処置です。
鈍的外傷では脊椎損傷を見逃さないように、次の場合にSMRを行います。
高エネルギーの受傷機転、JCS100などの意識障害、四肢のしびれや麻痺などの神経症状がある場合です。
胸郭の動揺のように他の部位に強い痛みの損傷(注意をそらす損傷)がある場合も適応です。
一方、刺創などの穿通性外傷は脊椎損傷を起こしにくく、神経症状がなければSMRは不要です。
固定に時間をかけて搬送が遅れることを避けます。
選択肢の確認
1.JCS100:意識障害があり脊椎損傷を評価できないため適応です。
2.腹部刺創:穿通性外傷は神経症状がなければSMRの適応になりません。正答です。
3.胸郭の動揺:注意をそらす重大な損傷で適応です。
4.両上肢のしびれ:神経症状があり適応です。
5.高リスク受傷機転:適応です。
覚えるポイント
SMRの適応は「受傷機転・意識障害・神経症状・脊椎の圧痛/変形・注意をそらす損傷」。
穿通性外傷は神経症状がなければ原則不要です。
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