46A112|第46回 救急救命士国家試験 過去問
外傷傷病者の全身観察所見でロードアンドゴーの適応となるのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3.胸壁皮下気腫
この問題のポイント
ロードアンドゴーの適応となる全身観察所見は、生命を脅かす損傷(フレイルチェスト、開放性気胸、緊張性気胸を示唆する皮下気腫、腹部膨隆・筋性防御、骨盤骨折、両側大腿骨骨折、四肢の切断、頸髄損傷を示す四肢麻痺など)です。胸壁の皮下気腫は気胸や気管・気管支損傷を示唆します。
解説
胸壁の皮下気腫は肺や気管・気管支から漏れた空気が皮下に達している所見で、緊張性気胸へ進行する危険があるためロードアンドゴーの適応です。対麻痺(両下肢の麻痺)は胸髄以下の損傷で、ロードアンドゴーの適応となる四肢麻痺(頸髄損傷)とは区別されます。片側の大腿部変形や両側前腕の変形、鼻出血は単独では適応になりません(両側大腿骨骨折は適応です)。
選択肢の確認
1.鼻出血:単独ではロードアンドゴーの適応ではありません。
2.対麻痺:適応となるのは頸髄損傷を示唆する四肢麻痺です。
3.胸壁皮下気腫:気胸・気管損傷を示唆し適応です。正答です。
4.両側前腕部変形:適応ではありません。
5.片側大腿部変形:両側大腿骨骨折なら適応ですが片側では適応ではありません。
覚えるポイント
ロードアンドゴーの全身観察所見は「頭部・頸部・胸部・腹部・骨盤・両側大腿骨・四肢切断・四肢麻痺」に関わる重大損傷。皮下気腫は胸部の重要サインです。