46B029|第46回 救急救命士国家試験 過去問
外傷傷病者で緊張性気胸を疑う所見はどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4.患側胸部の鼓音
この問題のポイント
緊張性気胸では患側の胸腔に空気が貯留するため、患側の打診で鼓音、呼吸音の減弱、頸静脈怒張、気管の健側偏位、血圧低下がみられます。
解説
外傷による緊張性気胸は肺の損傷部から胸腔に空気が入り続けて胸腔内圧が上昇する病態で、患側の肺は虚脱し、縦隔が健側へ押されて静脈還流が障害されます。打診では空気の貯留を反映して患側が鼓音を呈します。血圧は低下し、頸静脈は怒張します(虚脱ではありません)。連続性ラ音は気管支の狭窄でみられる所見で気胸の所見ではなく、腹式呼吸は頸髄損傷を示唆します。
選択肢の確認
1.腹式呼吸:頸髄損傷を疑う所見です。
2.血圧の上昇:緊張性気胸では血圧は低下します。
3.頸静脈の虚脱:怒張がみられます。虚脱は出血性ショックの所見です。
4.患側胸部の鼓音:空気の貯留による所見です。正答です。
5.連続性ラ音の聴取:気道狭窄の所見で気胸では聴取しません。
覚えるポイント
「緊張性気胸=患側鼓音・呼吸音減弱・頸静脈怒張・気管偏位・ショック」。