47A110|第47回 救急救命士国家試験 過去問
バックボード固定されている妊娠後期の外傷傷病者において、血圧が下がった場合の適切な対応はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2.左に傾ける。
この問題のポイント
妊娠後期の妊婦を仰臥位にすると、増大した子宮が下大静脈を圧迫して静脈還流が減り、血圧が低下します(仰臥位低血圧症候群)。バックボードごと左側に15〜30度傾けて子宮を左へずらし、下大静脈の圧迫を解除します。
解説
下大静脈は脊柱の右側を走っているため、子宮を左に寄せると圧迫が解除されます。全身固定した妊婦では、バックボードの右側の下に毛布などを入れて左側を下に傾けます。右に傾けると圧迫が悪化します。頭側の高低や腰部ベルトの解除は下大静脈の圧迫解除にはなりません。
選択肢の確認
1.右に傾ける:下大静脈の圧迫が悪化します。
2.左に傾ける:子宮が左へ移動し下大静脈の圧迫が解除されます。正答です。
3.頭側を高くする:血圧はさらに低下します。
4.頭側を低くする:子宮の圧迫は解除されません。
5.腰部のベルトを外す:固定が緩むだけで圧迫は解除されません。
覚えるポイント
「妊娠後期の仰臥位低血圧=左側臥位、または全身固定なら左へ15〜30度傾ける」。