47A111|第47回 救急救命士国家試験 過去問
絞頸と比べ縊頸の可能性が高いことを示唆する所見はどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5.前頸部の索状痕は甲状軟骨よりも頭側に位置する。
この問題のポイント
縊頸では体重で索条が上方に引き上げられるため、索状痕は前頸部で甲状軟骨より頭側(上方)を通り、耳介後方へ斜めに走ります。絞頸では索状痕は甲状軟骨の高さかそれより下で水平・全周性です。
解説
縊頸(首吊り)は自重で頸部が圧迫されるため、索状痕は前頸部で最も深く、後上方へ斜走し、結び目の側で途切れます。絞頸は他者や自分の手で索条を水平に締めるため、索状痕は全周性で水平に走り、静脈のみが閉塞して顔面のうっ血や溢血斑が強く、抵抗した際のひっかき傷がみられます。したがって、ひっかき傷、溢血斑、全周性・水平の索状痕は絞頸を示唆し、甲状軟骨より頭側の索状痕は縊頸を示唆します。
選択肢の確認
1.ひっかき傷がある:絞頸で抵抗した際の所見です。
2.溢血斑がみられる:絞頸で顕著な所見です。
3.索状痕が全周性である:絞頸の特徴です。
4.索状痕が水平方向に走る:絞頸の特徴です。
5.前頸部の索状痕は甲状軟骨よりも頭側に位置する:縊頸の特徴です。正答です。
覚えるポイント
「縊頸=甲状軟骨より上を斜めに走る索状痕、うっ血少ない」「絞頸=水平・全周性の索状痕、溢血斑・ひっかき傷」。