46A046|第46回 救急救命士国家試験 過去問
数時間持続すると不可逆的脳障害を来す可能性が最も高いのはどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3.血糖値 20mg/dL
この問題のポイント
脳はブドウ糖を主なエネルギー源とし蓄えがないため、高度の低血糖が数時間続くと不可逆的な脳障害を来します。血糖20mg/dLは直ちに補正が必要な重症低血糖です。
解説
血糖値が50mg/dL未満で意識障害、20〜30mg/dL以下では昏睡や痙攣が起こり、この状態が数時間持続すると神経細胞が壊死して回復不能な脳障害を残します。体温32℃の低体温、心拍数45/分の徐脈、収縮期血圧80mmHg、PETCO2 60mmHgはいずれも異常ですが、単独で数時間続いても直ちに不可逆的脳障害を来す可能性は低血糖ほど高くありません。
選択肢の確認
1.体温32℃:中等度低体温で不整脈の危険はありますが、脳障害の直接原因にはなりにくいです。
2.心拍数45/分:徐脈ですが脳灌流が保たれていれば脳障害は起こりにくいです。
3.血糖値20mg/dL:重症低血糖で数時間続くと不可逆的脳障害を来します。正答です。
4.収縮期血圧80mmHg:低血圧ですが脳の自動調節能で灌流はある程度保たれます。
5.PETCO2 60mmHg:高二酸化炭素血症で意識障害は来しますが、可逆的です。
覚えるポイント
「脳はブドウ糖を蓄えられない→重症低血糖の放置は不可逆的脳障害」。意識障害では必ず血糖測定を考慮します。