第47回・2024年

47B022|第47回 救急救命士国家試験 過去問

腹痛を訴える傷病者にみられる徴候で、緊急開腹手術が必要となる可能性が最も高いのはどれか。1つ選べ。

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正解5

正答

5.筋性防御

この問題のポイント

筋性防御は腹膜炎のサインで、消化管穿孔など緊急手術が必要な病態を示すので、答えは5です。嘔吐や腹部膨満は多くの病気でみられます。

解説

筋性防御は、お腹を触ると腹筋が反射的に硬くなる所見です。
腹腔内に消化液や血液、膿が広がり、壁側腹膜が刺激されていることを示します(腹膜刺激症候)。
板のように硬くなれば(板状硬)汎発性腹膜炎で、緊急手術の適応です。
嘔吐や腹部膨満は腸閉塞など多くの疾患でみられ、特異的ではありません。
吐血は内視鏡治療の対象が多く、黄疸は胆道や肝臓の病気を示します。
単独で緊急開腹を最も強く示す所見は筋性防御です。

選択肢の確認

1.嘔吐:多くの腹部疾患でみられ特異的ではありません。
2.吐血:内視鏡治療が主で必ずしも開腹ではありません。
3.黄疸:肝胆道疾患の所見です。
4.腹部膨満:腸閉塞などでみられますが、緊急開腹の指標として筋性防御に劣ります。
5.筋性防御:腹膜炎を示し緊急開腹手術の可能性が最も高いです。正答です。

覚えるポイント

「腹膜刺激症候(筋性防御・反跳痛・板状硬)=腹膜炎→緊急手術の可能性、膝屈曲位で搬送」。

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