47B022|第47回 救急救命士国家試験 過去問
腹痛を訴える傷病者にみられる徴候で、緊急開腹手術が必要となる可能性が最も高いのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5.筋性防御
この問題のポイント
筋性防御は腹膜炎による腹膜刺激症候で、消化管穿孔や臓器損傷など緊急開腹手術が必要な病態を示唆する最も重要な所見です。
解説
筋性防御は腹壁を触診したときに腹筋が反射的に収縮して硬くなる所見で、腹腔内に消化液や血液、膿が広がって壁側腹膜が刺激されていることを示します。板状硬になれば汎発性腹膜炎で緊急手術の適応です。嘔吐や腹部膨満は腸閉塞など多くの疾患でみられ、吐血は内視鏡治療の対象が多く、黄疸は胆道や肝臓の疾患を示しますが、単独では開腹手術の緊急性を最も強く示す所見ではありません。
選択肢の確認
1.嘔吐:多くの腹部疾患でみられ特異的ではありません。
2.吐血:内視鏡治療が主で必ずしも開腹ではありません。
3.黄疸:肝胆道疾患の所見です。
4.腹部膨満:腸閉塞などでみられますが緊急開腹の指標として筋性防御に劣ります。
5.筋性防御:腹膜炎を示し緊急開腹手術の可能性が最も高いです。正答です。
覚えるポイント
「腹膜刺激症候(筋性防御・反跳痛・板状硬)=腹膜炎→緊急手術の可能性、膝屈曲位で搬送」。