47B021|第47回 救急救命士国家試験 過去問
頭蓋内圧を上昇させる因子はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2.低換気
この問題のポイント
低換気で二酸化炭素が蓄積すると脳血管が拡張して脳血流が増え、頭蓋内圧が上昇します。頭部外傷では適切な換気を維持し、高二酸化炭素血症を避けることが重要です。
解説
PaCO2は脳血管の太さを調節する最も強い因子で、上昇すると脳血管が拡張して脳血液量が増え、頭蓋内圧が上がります。逆に過換気でPaCO2が下がると脳血管が収縮して頭蓋内圧は下がりますが、脳虚血の危険があるため通常換気を目標にします。頻脈は直接の因子ではなく、低体温は脳代謝を下げ、半坐位(頭部挙上)は静脈還流を促し、頸部中間位は頸静脈の圧迫を避けるため、いずれも頭蓋内圧を下げる方向に働きます。
選択肢の確認
1.頻脈:頭蓋内圧を直接上昇させません。
2.低換気:CO2蓄積による脳血管拡張で頭蓋内圧が上昇します。正答です。
3.低体温:脳代謝を下げ頭蓋内圧を低下させます。
4.半坐位:静脈還流を促し頭蓋内圧を低下させます。
5.頸部中間位:頸静脈の圧迫を避け頭蓋内圧を低下させます。
覚えるポイント
「頭蓋内圧↑=低換気(高CO2)・低酸素・痙攣・頭低位・頸部の屈曲や圧迫」「頭蓋内圧↓=頭部挙上・頸部中間位・適正換気」。