第46回・2023年
46A102|第46回 救急救命士国家試験 過去問
慢性硬膜下血腫の危険因子となるのはどれか。1つ選べ。
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正解4
正答
4.常習的飲酒
この問題のポイント
常習的な飲酒は慢性硬膜下血腫の危険因子なので、答えは4です。お酒を飲み続けると脳が縮み、転びやすく、血も固まりにくくなるためです。
解説
慢性硬膜下血腫は、軽い頭の打撲の数週〜数か月後に、硬膜(脳を包む膜)の下に血がたまる病気です。脳が萎縮(縮むこと)した高齢者では、脳と硬膜をつなぐ架橋静脈が伸びて切れやすくなっています。常習的飲酒は脳萎縮を進め、転倒の機会を増やし、血液の凝固能(固まる力)も下げます。このため飲酒は重要な危険因子です。抗凝固薬(血を固まりにくくする薬)も危険因子ですが、降圧薬は該当しません。症状は頭痛、認知機能低下、歩行障害、片麻痺などで、認知症と間違われることがあります。
選択肢の確認
1.喫煙:慢性硬膜下血腫の危険因子ではありません。
2.若年者:脳萎縮のある高齢者に多い病気なので誤りです。
3.降圧薬服用:危険因子となるのは抗凝固薬で、降圧薬は該当しません。
4.常習的飲酒:脳萎縮・転倒・凝固障害を通じて発症しやすくします。正答です。
5.アレルギー体質:関連はありません。
覚えるポイント
「慢性硬膜下血腫=高齢・飲酒・抗凝固薬」「軽い外傷の数週〜数か月後に頭痛・認知症様症状・歩行障害」。
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