第46回・2023年

46A101|第46回 救急救命士国家試験 過去問

頭部外傷において二次性脳損傷を助長するのはどれか。1つ選べ。

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正解5

正答

5.PETCO2(呼気終末二酸化炭素分圧)18mmHg

この問題のポイント

PETCO2 18mmHgは二次性脳損傷を助長するので、答えは5です。過換気で二酸化炭素が下がりすぎると脳の血管が縮み、脳の血流が減るからです。

解説

二次性脳損傷とは、受傷後に起こる低酸素、低血圧、過換気、高体温などで脳の損傷が広がることです。主な因子は、低酸素血症(SpO2 90%未満)と低血圧(収縮期血圧90mmHg未満)です。過換気でPaCO2(血液中の二酸化炭素)が下がりすぎると、脳血管が収縮して脳血流が減ります。PETCO2(呼気終末二酸化炭素分圧)は35〜40mmHg程度を目標にします。18mmHgのような著しい低値は避けるべき状態です。心拍数96/分、SpO2 94%、深部体温35℃、収縮期血圧160mmHgは二次性脳損傷を直接助長する値ではありません。

選択肢の確認

1.心拍数 96/分:正常範囲で、脳損傷を助長しません。
2.SpO2値94%:90%以上あり、低酸素とはいえません。
3.深部体温 35℃:軽度の低体温で、高体温と異なり脳損傷を助長しません。
4.収縮期血圧160mmHg:低血圧ではなく、脳灌流は保たれます。
5.PETCO2(呼気終末二酸化炭素分圧)18mmHg:過換気による脳血管収縮で脳虚血を助長します。正答です。

覚えるポイント

「二次性脳損傷の予防=低酸素・低血圧・過換気・高体温を避ける」。頭部外傷の換気はPETCO2 35〜40mmHgを目標にします。

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