第47回・2024年
47A102|第47回 救急救命士国家試験 過去問
小児の頭部外傷で、図に示す血腫の存在部位はどこか。1つ選べ。

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正解1
正答
1.骨膜下
この問題のポイント
図の血腫は縫合線(頭蓋骨のつなぎ目)を越えずに限局しているので、骨膜下血腫(頭血腫)で答えは1です。骨膜が縫合線で骨に固定されているため、そこを越えて広がれません。
解説
頭皮の血腫は、どの層にできるかで性質が違います。
骨膜下血腫(頭血腫)は、骨と骨膜(骨を包む膜)の間の出血です。
骨膜は縫合線で骨に強く付いているため、血腫は縫合線を越えず、境界が明瞭で弾力のある腫れになります。
小児では頭蓋骨骨折を伴うことがあり、新生児の産瘤との区別も必要です。
帽状腱膜下血腫は帽状腱膜と骨膜の間に広がり、縫合線を越えて頭全体に及びます。
皮下組織の血腫はいわゆる「たんこぶ」です。
硬膜外・硬膜下血腫は頭蓋の内側の血腫で、図のように頭皮側にはできません。
選択肢の確認
1.骨膜下:縫合線を越えない図の血腫に一致します。正答です。
2.硬膜下:頭蓋内の血腫で、図の位置とは異なります。
3.硬膜外:頭蓋内の血腫です。
4.皮下組織:皮膚直下の血腫で、境界は不明瞭です。
5.帽状腱膜下:縫合線を越えて広がる血腫です。
覚えるポイント
「骨膜下血腫=縫合線を越えない」「帽状腱膜下血腫=縫合線を越えて広がる(小児では貧血に注意)」。
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