第49回・2026年
49A107|第49回 救急救命士国家試験 過去問
角加速度によって生じる頭部外傷はどれか。1つ選べ。
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正解5
正答
5.びまん性軸索損傷
この問題のポイント
頭が急に回転する力(角加速度)で起こるのはびまん性軸索損傷なので、答えは5です。骨折や硬膜外血腫は、頭を直接打つ力(直達外力)で起こります。
解説
角加速度とは、頭が急に回される回転の力のことです。
脳が回転すると、脳の中にずれる力(剪断力)が働きます。
その結果、神経の線維(軸索)が広い範囲で切れます。これがびまん性軸索損傷です。
交通事故などで起こり、骨折や血腫がなくても受傷直後から意識障害が続きます。
一方、頭蓋骨骨折や頭蓋底骨折は頭を直接打つ直達外力で起こります。
急性硬膜外血腫(中硬膜動脈の損傷)や静脈洞損傷は骨折に伴う局所の損傷です。
選択肢の確認
1.静脈洞損傷:骨折に伴う局所の損傷で、回転の力によるものではありません。
2.頭蓋骨骨折:直接の打撃(直達外力)による損傷です。
3.頭蓋底骨折:直達外力による損傷です。
4.急性硬膜外血腫:側頭骨骨折に伴う局所の損傷です。
5.びまん性軸索損傷:角加速度(回転)で軸索が切れる損傷です。正答です。
覚えるポイント
「回転(角加速度)=びまん性軸索損傷(画像で血腫がなくても意識障害)」「直達外力=骨折・硬膜外血腫」。
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