第46回・2023年
46B021|第46回 救急救命士国家試験 過去問
頭蓋内圧を上昇させるのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解1
正答
1.痙攣
この問題のポイント
痙攣は脳の血流と酸素消費を急に増やすため頭蓋内圧を上げ、答えは1です。ほかの4つは頭蓋内圧を下げる方向に働くか、直接は関係しません。
解説
頭蓋内圧(頭の中の圧力)は、脳の血流量が増えたり、脳の酸素消費が増えたりすると上がります。痙攣では脳の酸素消費と血流が増加します。さらに低酸素や高二酸化炭素血症が加わって脳血管が広がり、頭蓋内圧が上昇します。低体温は脳の代謝を下げます。過換気はPaCO2を下げて脳血管を縮めます。頭部高位は静脈の戻りを良くします。この3つはいずれも頭蓋内圧を下げる方向に働きます。頻脈そのものは頭蓋内圧を上げる直接の因子ではありません。
選択肢の確認
1.痙攣:脳血流と代謝の増加で頭蓋内圧を上昇させます。正答です。
2.頻脈:直接の上昇因子ではありません。
3.低体温:脳代謝を下げ、頭蓋内圧を低下させます。
4.過換気:脳血管収縮で頭蓋内圧を低下させます。
5.頭部高位:静脈還流を促し、頭蓋内圧を低下させます。
覚えるポイント
「頭蓋内圧を上げる=痙攣・低換気(高CO2)・低酸素・頭部低位・頸部圧迫」「下げる=頭部挙上・適正換気・低体温」。
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