46A055|第46回 救急救命士国家試験 過去問
頭痛を訴える傷病者において、頭蓋内圧亢進を疑わせる所見はどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2.徐脈
この問題のポイント
頭蓋内圧が亢進すると脳灌流を維持するため血圧が上昇し、反射的に徐脈が起こります(クッシング現象)。頭痛に徐脈や血圧上昇、嘔吐を伴えば頭蓋内圧亢進を疑います。
解説
頭蓋内圧亢進の三徴は頭痛・嘔吐・うっ血乳頭で、進行すると血圧上昇と徐脈(クッシング現象)、呼吸の異常が出現します。脳ヘルニアを起こすと一側の瞳孔散大(動眼神経麻痺)がみられます。縮瞳は橋出血やオピオイド中毒、発熱は髄膜炎や感染、対麻痺は脊髄障害、顔面紅潮は一酸化炭素中毒や熱中症などを示唆し、頭蓋内圧亢進の直接の所見ではありません。
選択肢の確認
1.縮瞳:橋出血や薬物中毒でみられ、頭蓋内圧亢進では散瞳が問題です。
2.徐脈:クッシング現象として頭蓋内圧亢進を示唆します。正答です。
3.発熱:髄膜炎などを示唆します。
4.対麻痺:脊髄障害の所見です。
5.顔面紅潮:頭蓋内圧亢進の所見ではありません。
覚えるポイント
「クッシング現象=血圧上昇+徐脈(+呼吸異常)」。頭痛・嘔吐・意識障害に徐脈を伴えば頭蓋内圧亢進を考えます。